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歌の上手い下手ってなんだろう?

 

こんにちは!講師の三原です。

天気予報を見ると、これから日中はプラス、夜はマイナスの気温が続くみたいですね。

この季節は生徒さんでも滑って転んで骨折する方が出てくるので、本当に気をつけてお過ごしください!

私も無理して重い荷物を運ぶくらいなら、2往復するくらいの考え方で過ごしています。(特に買い物の時)

 

レッスンの中では、よく「プロはみんな歌が上手いんですよね?」とか、「この練習は、プロはみんなマスターしているんですよね?」など、質問を受けますが、実はこれはなかなか回答に窮する質問なのです^^;

これを言うと、時々怒られるのですが、「プロでも歌が下手な人。」は、存在するのです。

軽々しく発言すると、ファンの生徒さんを傷つけてしまうこともあるので、こう言う会話の時には言い方に気を使います。

もちろん、デビューすること自体、数々の難関をくぐり抜けてきた人たちなので、「すごい」のですが、テクニック的に優れているかと言うと、そうとは限らない気がします。

 

歌のテクニックとは、私は「発声をコントロールしきれている事」と、考えています。

例えば、「音程が思うように取れる。」とか「毎回同じ波のビブラートを発声できる。その波のスピードを意図して変えられる。」とか、そう言う事です。

ただ、これが出来る人が、プロの現場で必ずしも求められている訳ではないのです。

オーディションなどで、審査員が時々こういう言葉を言います。(テレビとかで見たことはありませんか?)

「上手いだけなんだよな。」

上手ければ良いんじゃないの?!ってツッコミたくなるのですが、上手い人、最近かなり多いです。

「小さい時からピアノやってました!」「若い時バンドやってました!」なんて人も多いですし、昔に比べて楽器も手に入りやすくなり、街に出ればそこかしこにスピーカーだらけ。音楽が身近にあります。

 

実は、プロの現場で求められているのは「人の心を動かす力」です。

プロとは、その存在が人を呼び、曲を売り、レコード会社や芸能事務所にお金を稼がせることなのです。

「この人を見たい!」「この人の歌を聞きたい!」に、「お金を払っても!」と言うところまで気持ちを動かす。

それがプロの一番大切なことなのです。

テクニックがある人が必ず「人の心を動かしている。」訳でもないのです。

 

私は個人的にももいろクローバーZ(あかりんが脱退する前後の時代)が好きなのですが、彼女たちがそういう事を考えてパフォーマンスしているか?

私は上手い下手は横に置いておいて、全身全霊な彼女たちのパフォーマンスに、元気をもらっていました。

「彼女たちを見てると元気になる。だからステージに行きたい。」こう思わせる事ができる彼女たちは完全にプロです。

 

テクニック的な事は、正直、機械でなんとでもなる時代になりました。

音程がズレれば修正できるし、ビブラートの波も大きくしたり、小さくしたりをクリック一つで調整できます。

 

だから、プロにとって必ず必要なのは「人の心を動かす力」なのです。

 

もちろん、べらぼうに上手くて感動する人もいます。

例えば、MISIAさんは、是非、ライブで歌を聞いてほしいと思います。

パないです。

また、だいぶ昔、仕事で細川たかしさんのコンサートをお手伝いしたことがあるのですが、鳥肌立つくらいすごかったのが記憶に残っています。

 

サッカー選手でも、リフティングは下手だけど、インターセプトやタックルが得意な選手や、テクニックは高く無いんだけど、なぜかゴールは決める選手もいます。

プロだから全員テクニックがあるかと言うと、そうでも無いことも。それはどの業界でも同じなんですよね。

 

なんて元も子もない話をしてしまいましたが、真剣に挑戦するから、試行錯誤をする。それが、人を感動させる歌に繋がるのも事実。

それに、気持ちよく声を出すことは、それだけで気持ちが良いものです。

評価される、されないは、別の話として、気持ちよく歌うことは、何よりも大切なことだと私は考えます。

その為に、練習しても良いんじゃないですかね?

 

今日はこの辺で!

https://ark-actors-academy.com

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